これはタネだ。
いつか恋に悩んだ時に飲む薬になる前のタネだ。
恋には必ず性が付き纏う。
性を正しく理解することは正しく恋を楽しむ事に繋がる。
セックスが全てじゃないように恋もまた全てじゃない。
けどいのち短し恋せよ乙女の言葉もあるように恋をしないでいのちを全うすることも寂しい。
ならば恋をしよう、セックスをしよう。
15歳で童貞を卒業してから大失恋を経験して、反動でヤリチンになって、
病んで、肝心なものが何かって気付いたぼくが、
日々何を考えて、何を願い、何を目指しているかを赤裸々に綴りたいと思います。
同じように、恋に、性に悩んでる全ての人の何か背中を押せるようなものが残せたらいいな。
そしてその悩みに効く特効薬のタネになればいい。
人生のモテ期を猛スピードで通過した
人生にはどんな人にも3回のモテ期が来るという。
ぼくの場合は15歳までに全て来たんやと思ってます。
幼少の頃からひょうきんで、自分でいうのもなんですが面白い奴でした。
生まれも育ちも関西なので、おもろい奴はモテる。
そんな文化圏でスクスクと育ったぼくは例に漏れずモテました。
小学校4年生の頃はファンクラブのようなものもあった程。
(ちなみにぼくの初オナニーは小学校4年の時です。笑)
そこから順調に成長し、中学生になり、受験を乗り越え高校生になりました。
結論から言いますと、ぼくのモテ期は15歳高校1年生の夏で終了しました。
そうです。その時点で3回来てしまったんです。
人生初の彼女は中学生1年の時
初めて彼女という存在が出来たのが中学生の時、13歳でした。
小学校4年の時に親父が隠してたエロビデオを見てオナニーを覚えたぼくですが、
オナニーのみでキスも女の子と手を繋ぐみたいな事も未経験でした。
エロビデオを見てオナニーしてるくせに、セックスの仕方を今一つ理解してませんでした。
そんな風なんで、エロい事には興味津々の割に経験なんかは何もなかったです。
13歳の時の彼女とは、学校から一緒に帰ったり、近くの公園でデートしたりして2年くらいお付き合いしましたね。14歳の時のバレンタインの日にファーストキスをしました。
その先には何故か進みませんでした。
お互い高校受験を迎えるタイミングで自然消滅しちゃってそのままです。
15歳、高校入学のタイミングで童貞卒業
高校受験を無事通過して晴れて高校生になったぼくは、密かに心に決めていた事があります。
それは1年生の夏休み中に童貞を卒業することでした。
つい数ヶ月前まではみんな同じ中学生やったのに、自分も含めて急に大人びたように感じて、
入学式後のオリエンテーションで同じグループになった女の子に一目惚れをしました。
少し離れた街に住むその子は、天真爛漫で明るく、とても気さくで話しやすい女の子でした。
すぐに意気投合して、よく話すようになり、GW明けにはぼくから告白してOKをもらいお付き合いが始まりました。
一緒にファミレスに行ったり、休みの日には映画を観に行ったり、時には真面目に勉強したり、順調に交際を進めて行き、いよいよ迎えた夏休み。
何度目かのデートで、勇気を振り絞ってホテルに誘いました。
キスの経験はあってもお互い初めて同士、振り返ってみればぼくは精一杯背伸びをしていたように覚えています。
気持ちよかったかどうかは正直覚えていません。
それくらい緊張していたし、秒殺で終わっちゃったからです。
ただ、好きな人とセックス 出来たんやっていう嬉しさとか、自分も初めてやったけど、
彼女の初めてをぼくにくれたんやっていう喜びとかいろんな正の感情が爆発してましたね。
0から1,000回
それから3年ちょっとの間お付き合いは続きました。
その間にしたセックス は1,000回以上。
思い返したらサルのようですが、その時はそれが自然の事だと感じていました。
息を吸うようにセックスをしていましたね。
友達には羨ましがられたり、よく飽きもせずなんていじられたりしながらも、
彼女とのセックスライフはとても充実していました。
その年代によくある「このまま結婚するんやろうな」みたいな感覚でしたね。
その頃に、女性の体の事や、気持ちいいセックスとは?みたいな事をぐわーっと学びましたし、今のベースにもなっていると思います。
AVでセックスを学ぶ男の子が多い中、実際の女の子でセックス の基礎を学んだ感じです。
千本ノックならぬ千回セックス 。みたいな感じですね。笑
約束された大失恋
初めてセックスした彼女とのお付き合いは、脇目も振らず浮ついた心も持たず、
高校生活の全てを通して続きました。
けれどもそんな彼女とのお別れの時は訪れます
17歳の高校3年の夏休み前に、3ヶ月間入院する事になって、
考えた末に、ぼくは現役での大学進学を諦めました。
一方彼女は受験勉強をしっかりと行い、現役合格。
4月から大学生の彼女と浪人生のぼく。という状況になったのです。
高校卒業しても何も変わらないと考えていたのはぼくだけで、
実際彼女とのすれ違いは多くなって行きました。
思えば、入院をし、退院して現役での大学受験を諦めたところからすれ違う事は決まっていたのかもしれません。
卒業した年の秋頃にフラれました。
それまでの人生で一番凹みました。
目も当てられない程の大失恋を経験する事になったんです。
しばらく何もやる気が起きない日々を過ごしていましたが、
受験勉強がぼくを支えてくれました。
何かに集中していないとすぐ落ち込んでしまうので、
起きてる間はずっと勉強していたように思います。
反動で大学“ヤリチン”デビュー
大失恋を勉強で乗り越えた結果、一浪で大学合格。
春から一人暮らしを始める事にしました。
結論から言うと、この一人暮らしはぼくを立派なヤリチンに育て上げる事になります。
高校卒業後に大失恋をし、その悲しみを全て受験勉強でかき消していたものの、
無理やり蓋をしたようなもので、無くなったわけではありませんでした。
進学した大学は京都の大学だったので、大学自体での出会いの他に、
近隣の大学の女の子との飲み会がM1優勝後の芸人のスケジュール級にありました。
悲しさや寂しさを埋めるように飲み会や出会いの場に参加し倒しました。
人生に3回あるモテ期は使い果たしていましたが、持ち前の明るさで対応して行くと、
セックスの相手には困らない程度にはモテました。
半年も持たない内に、どこに出しても恥ずかしくない、立派なヤリチンが誕生していました。
生まれたてのヤリチンはそれからしばらく三大欲求に忠実な生活を続けるようになります。
ヤってる側がヤられてた話
京都で順調にスクスクと育っていたヤリチンは、京都を後にし、
そのままヤリチン社会人になります。
社会人になって手にするお金も増え、ヤリチンはスクスクと育っていきますが、
ある時、数いる大人の関係のお友達の一人に恋をします。
お互い割り切った関係で始まったはずでしたが、ぼくの方が特別な感情を持つようになったんです。
それまではどこかで恋を遠ざけていました。
失う怖さから逃げてたんやと思います。
「やっぱりもう一回ちゃんと恋したいなぁ。」
「この子となら楽しく過ごせるやろうし。」
「実際もう付き合ってるようなもんやろ?」
あっさりとフラれました。笑
えらい勘違いしてたみたいです。
遊んでるつもりが遊ばれてたんですね。
自分を見つめ直すいい機会になりました。
ヤリチン IS DEAD
ぼくの中でヤリチンが死にました。
大袈裟な話ですが、セックスに失礼な生き方してたなって思いました。
肝心なものが何かって気付いたんです。
同時に世の中には同じように恋や性に悩んでる人がいるんやろな。
でもその答えってどこにも書いてないんと違うかな?
今まで自分がしてきた事や、覚えてきた事、感じた事なんかも誰かの役に立ったらいいな。
そんな風に考えるようになりました。
今は広告代理店で働きながら、去年の終わりくらいからTwitterで幸せなセックス についてツイートしてます。
全ての人がセックスで幸せになる事が今のぼくの願いです。
これはタネだ。
いつか恋に悩んだ時に飲む薬になる前のタネだ。恋には必ず性が付き纏う。
性を正しく理解することは正しく恋を楽しむ事に繋がる。セックスが全てじゃないように恋もまた全てじゃない。
けどいのち短し恋せよ乙女の言葉もあるように恋をしないでいのちを全うすることも寂しい。ならば恋をしよう、セックスをしよう。
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