誰でも恋をしてフラれると凹む。
この世の終わりが思ってたより早く来たなって思うくらいに凹む。
好きな人が世界の全てやし、生きる理由やと思えるくらいの恋ならなおさら。
次の恋をすれば忘れられるとか、時間が経てばいい思い出になるとかいうけど、
フラれて落ち込んでる最中に次の恋なんて考えられへんし、じゃあどのくらい時間が経てばそう思えるんですか?って多少喧嘩腰になるのも理解できる。
とにかく失恋は、フラれた人にとっては今自分に起こっている最大の悲劇やし、
この悲しみから解放される薬なんかがあるなら全財産かけてもいいのと違うか?
って結構真面目に通帳とにらめっこするくらいの一大事である。
さて、今回はこの一大事の乗り越え方について書こうと思う。
とは言えこの壺を買いなさいみたいな話ではなく、考え方の話。
失恋のメカニズム
失恋の仕組みについてちょっと考えてみると、
失恋には大きく分けて2パターンあると思うんですよね。
告白してフラれるパターンと付き合っていてフラれるパターン。
失恋を入試に例えてみると、
告白してフラれるパターンは受験したけど不合格のイメージ。
付き合ってフラれるパターンは合格したけど卒業できないイメージ。
だいたいこんな感じです。
要は一定の基準を超えなかったから。
10人いれば10通りのフラれ方がありますが、失恋の仕組みはこうです。
フラれない人はいない
昔自分のことをフッたあの人もその昔誰かにフラれたことがあるでしょうし、
そうじゃななくてもこの先誰かにフラれます。
唯一フラれない方法は恋をしないことです。とかとんちの効いたことを言うつもりはありません。
今までフラれたことないんだよねー。なんて言ってる人は挑戦しなかっただけの人かもしれないし、フラれる前に自分からフッてきた人かもしれない。
恋をする限りフりフラれるはセットです。
いつも決まってフる側の人、フラれる側の人なんていないんです。
格好悪いフラれ方
フラれるのに格好いい格好悪いもないでしょうけど、
フラれ方って結構大事です。
とか言って、未練は捨てましょうあっさり受け入れましょうみたいな話ではないです。
フラれたら未練もタラタラ残りますし、そんな簡単にわかりましたフラれますなんて言えません。好きな人なんやから。
一つだけ、フラれた腹いせみたいに今までの不満や、悪口を言わない。
自分だって最初から好きじゃなかったとか、我慢して一緒にいたんだとか、自分で思うほど顔だってよくないよとか、そういうとこ直しなねとか言わない。
そう言って心のバランスを取ろうとするのは心理学的にはわかります。
けど言ってる自分も好きになれなくなるし、相手だってそうです。
フラれるまでは好きだった人なんですからフラれたからといってすぐ否定するのって、それまで一緒にいた自分のことも否定する特大のブーメランになっちゃいます。
そっか、ごめんね、今までありがとう。なんて言えればちょっと格好いいですよね。
無理して言う必要ないですけども。
フラれる=否定されるじゃない
フラれると、自分のどこがダメだったんだろう?とか、
悪いところがあれば直すから教えてなんて考えたりしがちですよね。
極端な話だと、自分を全否定されたように感じることもあるんだと思います。
そんなことありません。
ただ、その人と合わなかっただけです。
中には否定的な言葉を使ってフッてくる人もいるでしょう。
それもその人にとってはってだけです。
世の中の全ての人がそう思ってる訳じゃないです。
その人に否定されることが、自分の全てを否定されたように感じる。
もう自分には価値がない。この先誰も好きになれない。
これ、全部勘違いです。
また、好きな人は現れます。
少し世界を広く見られるチャンス
周りを見回してもこの人を超える人はいない。
そんな風に考えると確かにきつい。
見回す周りの範囲を広げてみるとそんなことはありません。
今まで見えていた世界を少し広げるチャンスだと捉えればいいんだと思います。
それには少し勇気がいるかもしれません。
ちょっと気が向かない人もいるでしょう。
実際に何か行動を起こさなくても、考え方を変えてみるだけでも見える世界は変わります。
そう考えるとフラれることは悲しいけど、何も自分を否定されてることなんかではないし、むしろ自分の世界を少し広げるいい機会にもなるし、新しい出会いがまた始まるって考えるとなんかちょっとワクワクしてくることないですか?
ない?笑
いやそういう時もあっていい。
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