エロについて真面目に考えてみた

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みなさんにとってのエロってなんですか?
10人いれば10通りのエロの形があるんやと思うんですけども、
今回はこの“エロ”について、ぼくなりに真面目に考えてみました。

小学校に上がる前に、ちんちんを触っていると大きくなることを知って、
オカンに「見てみてー!なんかデッカくなったー」と無邪気に見せに行ってたのを思い出します。

エロとの出会い

そんなぼくが、エロと出会ったのは小学校1年生の時、確か漫画か何かの影響でスカートめくりを始めたのがきっかけだったように覚えています。

当時仲の良かった友達3人と『パンツ団』を結成し、手当たり次第スカートをめくっていました。
振り返るとあの頃、ぼくらを突き動かしていたのは、パンツが見たいというよりも【スカートをめくりたい】というリビドーだったように思います。

そうやって日々スカートめくりに精を出していたある日、Tちゃんという女の子に呼び出されました。
同い歳でもスラッと背の高い、少し大人びたTちゃんはぼくに「セックスって知ってる?」と聞いてきたんです。なんの事かもわからないぼくは「知らん」と答えるしかなく、そう答えたぼくを見て「なんやセックスも知らんねや」と鼻で笑って去って行きました。
今思えば、そう言って去って行ったTちゃんはめちゃくちゃ大人だったし、すごくエロかったです。

その時の感情は説明のしようがないけど、ぼくにエロを明確に意識させた出来事でした。

エロ修行

セックスを知らないままぼくは、それでも日々スカートめくりを続けてたわけですが、
なんとなく身が入らない。
スカートめくりって行為がすごく子供じみたものに感じたんですよね。子供なのに笑。
程なくしてパンツ団は解散することになります。

今みたいにネット環境もなかったので、知識は全部エロ本から仕入れてました。
ぼくのうちは親父がエロ本マニアだったので、家にあるエロ本は全部目を通してたし、
学校帰りにある竹やぶに捨ててあったエロ本も必ず拾って見てました。

小学校4年の時にオナニーを覚えた頃は、周りの同級生が随分と子供に見えてましたね。子供なのに笑。

そうした修行の結果、小学校を卒業する頃にはある程度のエロのベースは出来ていたと思います。

その頃いとこのお兄さんのところに毎週ジャンプをもらいに行ってたんですが、そのお兄さんの部屋はエロ本で埋め尽くされるような部屋で、もちろんジャンプ以外にも大量のエロ本を持って帰ってて、隠しきれないエロ本を周りの友達にあげてたら先生って呼ばれるようになってました。

三つ子の“エロ”魂百まで

根本的には小学校の間までに出来たエロのベースは大人になっても変わりません。
もちろん小学生の間に経験することなんてほぼないので、成長過程で経験するエロい事によって知識を反芻する事になるわけですが、それはパズルのピースがはまるようにとても自然な体験でした。

エロの嗜好は都度変化していきましたが、根っこにあるものは変わっていないように思っています。

個人的には“エロ”と“笑い”って似てるんやと思ってます。
緊張と緩和は笑いの基本ですが、エロにも通ずるものがありそうじゃないですか?

エロは文化を作る

必要は発明の母だとか言いますが、エロは文化の父なんじゃないかと思うわけです。
この世に残る多くの文化や芸術の発想自体エロの賜物なんじゃないかなと。

中世のヨーロッパの絵画には裸婦像が多いですが、その頃はまだキリスト教の教えの観点から、『神話的な要素を含むものに限る。』のような暗黙の了解があったようです。

とはいえ、それを見た当時の男子たちは「なんて素晴らしい芸術なんだ!」とか言いながら勃起してたんだと思います。

日本の春画なんてまんまですもんね。
むしろ春画の方がエロいんと違うか?みたいな作品も数多くあります。

こうやってぼくらは大昔からエロに親しんで来たわけです。

そしてこれからのエロ

ぼくらのエロは、時代とともにその時々の世相を表し、文化や芸術として親しまれ、多くの人々の生活性活を豊かにして来ました。

ただ、産業としてエロが間違って不本意に消費され、その事によって傷つく人も多くいたのも事実です。

本来のエロとは楽しく、時に切なく、明日の活力になるものだと考えています。

情報ツールの発達によって、エロは誰でも発信出来るようになりました。
反面デジタルタトゥーのように軽い気持ちで投稿したものが不本意に拡散され取り返しのつかない事態になってしまうこともあります。

エロ本をこっそりと回し読みしていた子供の頃と違い、よりオープンになった分、個人個人のエロとの向き合い方が大きく変わったんだと思います。

加えて、なんでも画像や動画で手に入る分、想像する機会も減ったように思います。
情報過多で想像を必要としなくなったエロは少し寂しいように感じます。

人は慣れると麻痺してより強い刺激を求めますが、これからのエロは逆に少しソフトに、想像を掻き立てるようなものの方が、面白いかもしれないですね。

いつの世もエロは今日を生き抜く力になって来たし、明日を夢見る原動力になって来たんやと思います。真面目にエロを考えてみたらエロは地球を救う。そんな風に思った次第です。

 

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